シノタケ

Shinotake

 

 

不登校が長かった彼は、放課後に一人だけ別室の美術部活動で絵を描き始めたことで、学校に通うことができるようになりました。縦横無尽に画面を覆いつくす線を絵具で消して、また線を重ねていく不思議な描き方が性にあったようです。博物図鑑や写真集などにある古代の彫刻や仏像が好きで、今では短い線を根気強く引き続けて、線の固まりがパッチワークになったような仕上がりの作品を描いています。

型にはまらない描き方は事業での工芸作業でも発揮されていて、刺し子でも自由すぎる作品をどんどん作成しています。

こんなに表現することが好きだったとは。

本人も驚いているかもしれません。

 

1988年生まれ

2009  越中アートフェスタ優秀賞

2010 この素晴らしき世界 丸木すまとアール・ブリュット(西田美術館)

2014  アール・ブリュット☆日本(滋賀県 NO-MAミュージアム)

2016 個展「shinotake  pop session 」 射水市大島絵本館

2021 「beのコトと人とこの美」南砺市立福光美術館

2023 「NOMAMAtoGAMAMA  氷見のアール・ブリュット展」氷見市芸術文化館

2024「ぶりゅっと とやま みられ展」ギャルリ・ミレー

 

シノタケ・アートセッション

ストロークから細胞のような表現に変化