ココペリの作品に出合える場所

どうして郵便局で？

郵便局はSNSやmailの時代になっても、人の思いやことばをつないでくれる大切な場所。「つながり」の原点です。同じように美術も人と人をつなぐ力があり、障害のある人の表現では特にその力が発揮されるようです。そんな、つなぐ役割をもった者同士のコラボはなるべくしてなったのかもしれませんね。展覧会を開催することによって伏木が「アートと福祉と郵便」のコラボによる新たな文化の発信地となることを地元の人に知ってほしいという願いもあります。2018年からはじまった「郵便局が美術館に！Kofu-kofu展」は、局内全部が展示空間となって訪れた人を包み込みます。伏木古府郵便局が障害者アートを今までにない形でサポートすることで、彼らのアートの魅力がますます地域に浸透し、郵便局が地域の文化拠点あるいはコミュニティとしてますます親しんでもらえるようになればいいですね。

局長の邑本さんのアールブリュットへの熱い語りや作品解説も郵便局の名物として楽しみのひとつです。

スターバックス射水歌の森店には、ココペリの作家が描いた作品が壁に飾られています。豊かな色彩の珈琲畑とサイレン（ロゴにもなっている精霊）がお客様をお迎えします。1年ごとに店内を使ったココペリの作品展示も開催され、アートに触れることができます。

 【常設作品】

前田拓海作「さいれんひめ」

制作年:2020 画材:アクリル絵の具

七色に光る精霊。笑顔と明るい歌声が命の源である水を美しく元気に浄化する。

末永征士作「かふぇですとはっぱ」

制作年：２０２０ 画材：アクリル絵の具、顔料マーカー

世界のどこかにある珈琲農場。愛あふれるオレンジ色の空の下。 無数の珈琲の木に、毎日のように白い花が咲き、実がなる不思議な農場。 その名は、かふぇですとはっぱ。