3月21日から25日まで富山県民会館美術館で開催する「OPENDOOR!ボーダレス・アートセッションinTOYAMA
~HEARTの中にはARTがある~」副題がいいでしょ。やまなみであった大阪の方が「いいですね。うちでもつかわせてもらお!」って言ってました。今回、ココペリとオレンジボイスファクトリーが企画運営するイベントは、知的障害をもつ作家達の独創性あふれる造形物を紹介する展覧会とシンポジウムです。私は展覧会の企画担当で、先日、愛知県、滋賀県、石川県、福井県、新潟県を回って作品を集荷してきました。やはり現地に足を運ぶと作家本人や周囲の方の笑顔に接することができ、また直接話を伺うことができ、展覧会へのモチベーションがいやがうえにも高まります。
32作家による数えきれない不思議な作品が美術館を埋め尽くします。富山県の美術関係者、関心をもつ方、これは見ておいた方がいいです、本当に!
紙面の関係で作品の詳細はあらためてにしますが、「なんだこりゃ!」「まじかよ」「ふふふっ(笑顔)」「ほー(溜息)」な感じのばかりです。
富山県内の作家はご存知国内でも珍しいボーダレスな県の公募展「越中アートフェスタ」の受賞作である大きな作品を中心に展示します。これをきっかけにこんな作品もあるよと県内の作家発掘が広がればいいですね。
富山県美術館の協力で、前衛画家ジャン・デビュッフェが「アール・ブリュット(生の芸術)」の概念を唱え始めたころの貴重な資料。当時のアール・ブリュット協会発行の冊子を特別陳列します!
シンポジウムは愛知県よりアール・ブリュットの研究に携わる高浜市かわら美術館学芸員の今泉岳大さんの講演。その後のトークショーは今泉さんと、新潟を拠点として東海北陸の障害者の芸術活動支援に取り組む坂野健一郎さん、チューリップテレビで継続的にアール・ブリュットの取材に取り組んでいるキャスター谷口菜月さん(ニュース映像の上映もあります)、進行は私で、地域とアート・障害とアートの関係性について話をすることになっていますよ。
最終日の午前には、創作活動の支援に携わる人、興味のある人だれでもござれの座談会「アート・コミュセッション」が行われます。
もりだくさんの5日間。こうご期待!(yoneda )