アートがみんなの 光となる場所に

アートNPO工房COCOPELLIにようこそ!

「開拓し、種をまき、育て、つなぐ」


 

 

 アール・ブリュット=生の芸術、飾りのない芸術、ありのままの表現

美術の知識・技術にとらわれない独創的な表現の事 

                前衛芸術家ジャン・デュビュッフェが提唱した美術の概念

 

 多様でエネルギッシュなArt・brut(アール・ブリュット)の作品や作家の生き方は、観る人に大きな感動を与えると共に、様々なジャンルの境界を越えて、人と人を結び付ける力をもっています。

    日本では知的がいをもつ作家を中心とした作品がアール・ブリュットの代表作として紹介され、注目されたことから、まるで「アール・ブリュット=障がい者の作品」のように捉えられたこともありました。 

 しかし、デュビュッフェの定義は当時の美術へのアンチテーゼとして掲げたところが大きかったので、必ずしも「=」の意味ではありませんでした。その後、「生(き)の芸術」という言葉の美しさと魅力、その意味がもつ奥深さのため、時代に応じて様々な人の考えや思いが込められ、新たな言葉がいくつも生まれ使われていきました。今でも、その定義や枠組みなどについては議論が続いているところです。


どちらにしても、何処にも属さない独創的な表現がこれだけ関心を浴びた時代はなかったでしょう。「Art・brut」と言う概念が存在したことによって、それまで社会が考える「美術」以外の場面にあった名もない表現や作品、作家が発見され、光があたり、人々の知るところとなっていったのです。デュビュッフェの言葉は様々な人の背中を押し、時代を動かしたと言えるのではないでしょうか。

障がいをもつ人が孤独な作業によって作りあげた独創的な表現においては、周囲の人々のによる応援、創作支援などの活動が地道に取り組まれ、作品や作家、そしてその記憶が守られてきました。また、それによって福祉の現場を中心に様々なジャンルの人をも巻き込んでネットワークがつながり、国内外に広がっていくなど、今までの美術では見られない動きが起こりました。

 既存の枠組みを超えた表現活動への理解や共生的な環境が大きく広がる可能性を感じます。

 表現の周辺で様々な人が交わることで、多様性を基盤とした新しい価値観、人間観、あるいはアートの感覚が生まれているのです。

工房COCOPELLIは、アール・ブリュットの定義を意識(respect)しつつも、障害をもつ人の芸術表現に注目し「創る人も支える人も、アートを味わい、互いに関わる中でそれぞれの光を見つけ、共に豊かになっていく」そんな目的を掲げ設立されました。障害福祉に留まらない、アートからの視点、アートからの発信、支援が信条です。

 表現によって生きる人、生かされる人、上手になりたい人、それぞれの感性に合わせたサポートによって、その人だけの表現、その人だけの人生、生活つくりのお手伝いをしたいと思っています。



つくる

【Workshop】

現在、ココペリのワークショップに参加している人は13人です!

 

自宅や福祉事業所で創作活動をする人もその人に合わせた制作や発表の支援を行っています。

 

参加の申し出や相談などが多く寄せられていますが、現在は建物のキャパなどの都合で、新規の募集は行っていません。

 

富山県障害者芸術活動支援センターでの公募展やイベントなどで、創作活動の活性化や社会参加の機会を作るべく努力をしています。

かざる

【郵便局が美術館になった!

           Kofu-kofu展】

郵便局を美術館にするというコンセプトの基、地域での理解交流、地元発信の展覧会を毎年秋に行っています。

 

【七つの彩の祝い干支展・大絵馬展示】

 越中総鎮守射水神社での正月に行う干支絵の展覧会です。また一年を通して拝殿横にココペリで制作した大絵馬が飾られます。

 

【アール・ブリュット◎TAKAOKA】

2015年より始まった高岡市から発信するアール・ブリュットの展覧会です。展覧会、シンポジウム、持ち込み展など、プログラムもにぎやかです。

 

【大島絵本館CAFEギャラリーでの個展】

ココペリに所属するアーティストが毎年入れ替わりで個展を行っています。

 

【トラ・プロによる交流展示】

 

つなぐ

【応援サポーター】

登録制で、ココペリの活動と障害者の造形活動を様々な方法で支援していただくきます。

 

【まぜませわーくしょっぷ】

福祉事業所や利用者が運営側に回って、一般の方と一緒にワークショップの縁日みたいなイベントを行っています。高岡市内のお寺やショッピングセンターなどで不定期に開催されます。 

  

 【創作活動の様子のアーカイブと発信】

 高岡市内で創作に取り組んでいる事業所や個人を映像に記録し、インターネットで発信します。2025年から発信予定。

 【トラ・プロ(TRUNK・PROJECT)】

トランク(スーツケーす)を使って作品を交換しそれぞれで交流展示を行う、作品交流企画です。

 

 

Exhibition